これまでの任意団体「よりそいネットおおさか」(福祉の支援を必要とする矯正施設等を退所した人々の自立支援おおさかネットワーク)としての活動を経て、2013年3月21日「一般社団法人よりそいネットおおさか」として、新たなスタートをすることとなりました。また、緩やかなネットワーク団体「よりそいフォーラム」を結成し、一般社団法人の社員だけにとどまらず、よりそいフォーラム等に参加する各団体が持つ多元的な支援と協働により、初心を忘れず、「排除のない地域社会づくり」と「救いのある福祉の実現」にまい進していく所存です。

今から約5年前、2008年5月、「刑務所が最後のセーフティネットとなっている」との提起を受け、ホームレス支援団体や人権関係団体、障がい者団体等の呼び掛けにより、準備会を設立しました。以降、勉強会や啓発フォーラム等の開催などを経て、2009年4月に、任意団体「よりそいネットおおさか」(福祉の支援を必要とする矯正施設等を退所した人々の自立支援おおさかネットワーク)を設立。多くの方々のご支援、ご協力を得て、①相談支援活動、②啓発活動、③研究・提言活動、④研修活動を柱に活動を進めてきました。

また、2013年4月からは、「大阪府地域生活定着支援センター」事業を大阪府より委託を受け、所長以下5名のスタッフで運営・活動を行っております。

こうした活動を続ける中で、地域社会の中で、身寄りや居場所がなく、「刑務所に戻りたかった」と言って罪を犯す人がいること、福祉的支援になじめず、繰り返し罪を重ね、刑務所の内と外の生活を繰り返す人生を歩んでいる人がいること、地域社会・施設・家族等で「触法」の問題を抱え困っている人が多いこと、課題や問題が現制度の谷間にあり、施策やサービスが届いていないこと、地域の中で、地道に活動、支援をされている機関、方々もたくさんおられることなど、多くのことを発見、学ぶことができました。

これからもこうした課題を発見し、課題や問題点を社会に発信し、また、実践活動に学び、地域活動や人を繋ぎ、居場所のある地域生活支援と排除のない社会づくりに寄与してきたいと決意新たにするところです。これまでもご支援・ご協力をいただいておりましたみなさまをはじめ、今後とも、多くの方々のご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願いします。

一般社団法人よりそいネットおおさか
代表理事  梶 本 徳 彦