西口代表写真

この度、「一般社団法人よりそいネットおおさか」の代表理事に就任いたしました、社会福祉法人大阪障害者自立支援協会の西口禎二でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

「よりそいネットおおさか」は、2009年4月に「福祉の支援を必要とする矯正施設等を退所した人々の自立支援を考えるおおさかネットワーク」として産声を上げ、今年で14年目になりますが、任意団体設立までの準備会の1年間を含めますと、実質15年目という節目を迎えることになります。

この間、梶本徳彦前代表理事をはじめ、会員、相談員、現場で支援に携わっていただいた方々など、これまでに関わられたすべての方々の、並々ならぬご熱意とたゆまぬご努力により積み上げてこられた実績、成果を目の当たりにし、これまでの取組みに心より敬意と感謝の意を表しますとともに、このタイミングで大役をお引き受けすることになり、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。

もとより微力ではございますが、「よりそいネットおおさか」の目的でございます、「福祉の支援を必要とする矯正施設等を退所した人々の地域生活支援と排除のない社会づくり」の実現に向け、全力投球いたしますので、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

「よりそいネットおおさか」におきましては、相談・支援活動(地域生活定着支援センター事業)、啓発活動、研究・提言活動、研修活動の4つを柱に取組んでまいりました。

相談・支援活動といたしましては、2009年9月から「よりそい相談室」を設置、2010年7月からは、「大阪府地域生活定着支援センター」をネットワークの事務局でございました社会福祉法人大阪府総合福祉協会が受託、2013年度からは法人化を機に「よりそいネットおおさか」が受託しております。

なお、「大阪府地域生活定着支援センター」では、これまで主に矯正施設等を退所する障がい者や高齢者を地域へつなぐ活動(いわゆる出口支援)に取組んでまいりましたが、2021年8月から被疑者等支援(いわゆる入口支援)もスタートしております。

言うまでもなく、矯正施設退所者等の支援には、府民の皆さんの理解が欠かせないことでございます。このため、啓発冊子「この街のどこかに」を作成したり、「よりそいセミナー」を開催してまいりました。また、支援のすそ野を広げるため、「よりそい専門研修会」や「MOTAの会(刑事司法手続きを学ぶ場)」「なんでRing(他職種の相互理解を深める場)」等を開催するなど、啓発・研修活動の充実に努めてまいりました。

この他、研究・提言活動の成果が認められ、2011年同心会研究奨励賞を受賞、2018年1月には、大阪弁護士会から「人権賞」の栄誉も賜りました。

一方で、コロナ禍の中、社会全体といたしましては、「いじめ」や「虐待」、「DV」が増えております。その背景には、日常生活に様々な制限が課せられたことで、同じ空間を共有しながら、同じ空気感を味わいながらコミュニケーションを図る機会が少なくなり、人と人とのつながり、地域のつながりが薄れてきていることも要因ではないでしょうか。

「よりそいネットおおさか」の活動には、こうした人と人とのつながり、地域のつながりが欠かせないことでございます。難しい環境にあっても、活動を止めるわけにはまいりません。むしろ、「居場所のある地域生活支援」と「排除のない社会づくり」のためには、更に充実した活動が必要であると考えております。

難しいかじ取りとなりますが、関わるすべての方々に支えていただき、しっかりと役割を果たしてまいりたいと存じますので、今後ともご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人よりそいネットおおさか
代表理事  西口 禎二