日頃は、一般社団法人よりそいネットおおさか並びに定着支援センター事業に対しご支援、ご協力を賜り心より感謝、御礼申し上げます。
さて、今回ご案内します“特別講義”は、「30年度よりそい専門研修会」の講義の1コマを専門研修会の受講者以外の方にも参加ご案内するものです。「再犯防止」が課題となっている今日、“犯罪被害者も加害者も生まない!”安全・安心な社会づくりを、みなさまと一緒に考える機会になればと思います。
<中村先生からのメッセージ>
―罪を犯した人々の、その後のやり直しや生き直しは、当人はもちろんのこと、その家族や友人、そして地域社会にとって、きわめて切実で現代的な課題となっています。それによりそう支援は、人間らしく生きることを支えることに他ならず、再犯を防ぐ王道ともいえます。司法に関わる支援について、更生や再犯防止がさしあたりの課題となりますが、罪を犯した人々の人生の軌跡や育ちの過程をよくみてみると、本来は支援が必要であった「岐路」が浮びあがります。人を犯罪や非行へと追いやる川の流れを変えるような意味ある選択肢が、そこにあればと思うことしばしばです。罪を犯した人々との関わりは、私たちの社会のもつ回復や再生への力が試されているのだと考えます。当人と協働していく「よりそい型支援」のもつ奥行きと広がりについて、社会病理学をもとにして学んでみます。-
なお、平日業務のお忙しいところとは存じますが、参加ご希望の方は、参加申込書もしくは下記お申込みフォームに必要事項をご記入の上、是非、申し込みをお願いいたします。
参加申込書のダウンロードはこちらをクリック ⇒ ダウンロード(PDFデータ)
お申込フォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S83410798/
<講師プロフィール>
◇ 中村 正さん
立命館大学大学院人間科学研究科教授
【経歴】 | 立命館大学法学部卒業後、大学院で社会学(社会病理学)を専攻し、現在は、臨床心理や対人援助に関する専門職を養成する大学院で教える。暴力と虐待、主に加害についての臨床を行いながら研究し、現場は、少年刑務所での性犯罪者処遇、児童相談所での虐待親面談と家族再統合実践、男性問題相談にかかわる民間団体でのDV加害男性向けグループワークなどを実践。NPO法人では本邦初の京都コミュニティ放送(FMラジオ局)の実現にも携わり、3年程パーソナリティを務めた。きょうとNPOセンター理事長もつとめる。 |
【著書】 |
主な関連著作として、『ドメスティック・バイオレンスと家族の暴力』(2000年、作品社)、『犯罪被害者と刑事司法』(2017年、岩波書店)、『治療的司法の実践』(2018年、第一法規)等。 |
テーマ |
「犯罪と社会」-「よりそい型の支援」とは何か- |
講 師 | 立命館大学教授 中村 正さん |
日 時 |
2019年年2月1日(金)13:30~16:00(13:00受付開始) |
会 場 | エル・おおさか 7階 708会議室 |
参加費 |
1,000円…当日受付徴収(個人会員本人のみ、法人会員2名は無料) |
申込み |
2019年1月30日(水)必着 |
※内容は、若干変更になる場合もあります。
お問い合わせ
〒542-0012
大阪府大阪市中央区谷町7-4-15大阪府社会福祉会館2階
TEL:06-6711-0130 FAX:06-6762-8645
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